冬の乾燥肌を予防・改善する、今日からできる8つの対策

11月から2月にかけては肌の乾燥がとくに進行する季節です。

1年の1/3にもおよぶこの時期に毎年肌を乾燥させていると、夏の間の貯金を冬に使い果たすことになり、スキンケアの積み重ねができません。

肌の老化も早く進みます。

このシーズンに肌を乾燥から守ってやることで、1年を通じて美しくトラブルのない肌を維持する「肌の基礎体力」が養われます。

今回は、面倒な理屈はできるだけ省いて、すぐに実行できる12の乾燥肌対策をご紹介します。

対策1 顔も身体もお湯だけで洗う

乾燥肌傾向の人は角層のバリア機能が低下している可能性が高いので、毎年冬に乾燥する人は、洗顔もお風呂での身体洗いも洗浄剤を使わずに「お湯洗い」だけで済ませましょう。

石けんは基本的には肌に優しい洗浄剤ですが、弱アルカリ性なのでバリア機能が低下している人には刺激になる可能性があります。

洗顔フォームは毎日使うと、合成界面活性剤が肌の保湿成分(細胞間脂質)を少しずつ奪っていきます。

お湯洗いだけでも、水溶性の汚れはもちろん、油性の汚れも垢といっしょに洗い流されます。

角層は1日1層くらいのペースで垢となって剥離しているので、油性汚れがいつまでも肌に留まることはありません。

女性でも何年も「顔も身体もお湯洗い」を実行している人がいます。

例えば「研究員による環境に優しく安全な美容・健康法」というサイトを運営している”きらら”さんは3年間実行して、その成果を次のように述べています。

私自身、お湯洗い以前は、ボディーソープを使っていました。

その当時の冬、足全体、特にすねがカサカサかゆくて、花王のキュレルのように保湿成分としてセラミドが入った入浴剤や保湿クリームを塗っていましたが、改善せずに悩んでいました。

(中略)

数日間続けてみたところ、なんと不思議とかゆみは軽減することに。

さらに、すねに粉がふいている感じになっていたところもかなり改善しました。

それ以来、体に関しては、ボディーソープを使わずにお湯だけで洗ったり、ただ単にお湯でかけ流すだけにしています。

その後、体の他にも髪の毛や顔もお湯洗いを実践をするようになりました。

(引用元 研究員による環境に優しく安全な美容・健康法)

この洗い方で身体の臭いが気になることもないそうです。

とくに、毎日お風呂に入るのが当りまえになっている昨今は、お湯だけ洗いで十分身体を清潔に保つことができます。

いきなりお湯洗いだけにすることに抵抗がある場合は、週に1回石けんで洗うという移行措置も良いかもしれません。

対策2 クレンジングは洗剤の配合が少ないクレンジングクリームで

メイクはお湯だけでは落ちないのでクレンジング剤を使う必要があります。

そのときに洗剤(界面活性剤)で洗い流すタイプのクレンジングをしたのでは、お湯だけ洗顔にした意味がなくなります。

オイルクレンジングやジェルタイプのクレンジングは界面活性剤の配合量が多いので、乾燥肌対策には不向きです。

おすすめはクリームタイプで、その中でも洗剤としての界面活性剤の配合が少ない製品です。

サッポーのクレンジングクリーム」「SKⅡ フェイシャルトリートメントジェントルクレンジングクリーム」などがその例です。

このタイプのクレンジングはすすぎの後に少し油脂の膜が残りますが、それがかえって乾燥肌にはプラスになります。

対策3 粉吹きや皮むけがある場合は化粧水を止めてクリーム1本で保湿

粉吹きや皮むけがある乾燥肌はバリア機能の低下が進んでいるので、化粧水や美容液の成分が刺激になることがあります。

化粧水に刺激を感じるときは、「保湿のため」とムリして使わずにいったん使用を中止しましょう。

洗顔後は、美白成分などの余計な成分を配合していないシンプルな保湿クリームで肌を保護します。

乾燥肌には「美容成分を肌に浸透させる」という発想はNGで、むしろなるべく肌に浸透しない油分で肌を保護することが大切です。(これは健康な肌にも言えることですが、乾燥肌の時はとくにそうです)

皮膚科では乾燥肌用の保湿剤として白色ワセリンを処方しますが、べたつきが大きく使用感が悪いので、スキンケア製品の敏感肌用クリームでよいでしょう。

対策4 紫外線対策をサボらない

乾燥肌の改善には、なるべく肌に刺激を与えないでターンオーバーを正常化することが重要です。

とくに注意したいのは紫外線で、その日の天候や行動予定に合わせたUVケアは必須です。

その際、日焼け止めクリームもファンデーションもふだんは紫外線反射剤を使用した製品を選びましょう。

紫外線吸収剤を使用した製品は、ガード力は高いのですが毎日使っていると肌を乾燥させる弊害があります。とくに大量の紫外線にさらされる日だけに使用するべきです。

対策5 足湯で血行促進、冷えの解消

肌には、真皮層の血管→表皮→角層という経路で1時間に1㎠あたり0.5mg前後の水分が絶えず補給されています。

化粧水をいくらたっぷり塗っても潤うのは角層表面の2~3層までで、角層の中・深部までは浸透しません。

寒さで皮膚への血行が滞れば、当然角層への水分供給も低下します。

寒い冬の血行改善は大切な乾燥肌対策です。

簡単にできる血行改善法に足湯があります。

お風呂のお湯をバケツにとって少し熱いお湯を足して、足湯をしましょう。

お湯の温度は42~45℃、時間は20分程度が適当です。スマホをいじったりテレビを観ながらできるので退屈しません。

途中でお湯が冷めてくるので、近くに電気ポットを置いて時々マグカップで熱いお湯を足します。(火傷に注意)

額にうっすら汗をかいたら、血行が良くなった証拠です。

白湯やショウガ湯などを飲みながら足湯するとより発汗が促がされます。

足湯をする時間帯はいつでもOKですが、お風呂の前後がいろいろ便利かもしれません。

足湯をすると湯船につかる時間は5分くらいでよいので、お湯につかっているときに肌の保湿成分が失われることがなくなります。

寝る1時間前くらい前に足湯をすると、寝付きが良くなり睡眠の質が上がります。この点でも足湯は乾燥肌に良い効果をもたらします。

対策6 エアコン暖房では加湿器を使用する

煙突の無いタイプの石油ストーブやガスストーブは、石油が燃焼するときに水分を発生させるので、部屋の空気が乾燥することはありません。

これに対してエアコンや閉鎖型(煙突式)の暖房器具は部屋の空気を乾燥させるで、乾燥肌の人には加湿器は必須アイテムです。

暖房を切って寝るときも、冬は室内の空気が乾燥しているので加湿器はつけっぱなしにしておきましょう。

気温との関係で表される相対湿度が高くても、気温の低い冬は空気に含まれる水分量が少なくなるので、とても肌が乾燥しやすい環境です。

対策7 アルコールはほどほどに、12時前には就寝

二日酔いは乾燥肌の大敵です。

飲み過ぎた翌朝に強いのどの渇きを覚えるのは、身体が脱水症状になっているからです。

必要な水分は先ず生命に関わるような所に配給されるので、肌への給水は後回しにされます。

ほろ酔いくらいのお酒なら血行を促進し、気分も朗らかになるので、お肌に良い影響があります。

飲み会で盛り上がっても、いいかげんなところで切り上げて、12時前には就寝するようにしましょう。

対策8 しっかり朝食を摂って1日の生活リズムを作る

DNAにインプットされた自然な生活リズム(脳内時計)に従った暮らしをすることで、自律神経が安定して、肌の調子も良くなります。

そのためにもっとも大切なことは、少し早起きしてしっかり朝食を摂ることです。

お奨めの朝食は、ご飯とみそ汁に2~3品のおかずの伝統的な和食スタイルです。

味噌汁は味噌が栄養豊富な大豆発酵食品であるだけでなく、具だくさんにすることで野菜や海草などをたっぷり、おいしく、しかも簡単に摂ることができます。

まとめ

木枯らしが吹き始める11月から2月まで、肌を乾燥させないで乗り切ることができれば、バリア機能が高まって健康で美しい肌になることができます。

洗顔やクレンジングで、弱った肌をさらに痛めつけないことがもっとも注意すべきポイントです。

保湿のためと思ってピリピリする化粧水を使い続けるのは逆効果になることがあります。保湿は肌に浸透しにくいクリームを使いましょう。

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